南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表

気象庁は8日19時15分、南海トラフ地震臨時情報「巨大地震注意」を発表した。

8日16時43分に日向灘を震源とするM7.1の地震が発生したことを受け、南海トラフ地震との関連性について検討した結果、南海トラフ地震の想定震源域では、大規模地震の発生可能性が平常時に比べて相対的に高まっていると考えられると評価された。

地震活動が活発な状態が続いていて、ひずみ観測点ではこの地震に伴うステップ状の変化が観測されているという。

南海トラフ地震には多様性があり、大規模地震が発生した場合の震源域は、今回の地震の周辺だけにとどまる場合もあれば、南海トラフ全域に及ぶ場合も考えられ、最大規模の地震が発生した場合、関東地方から九州地方にかけての広い範囲で強い揺れ、関東地方から沖縄地方にかけての太平洋沿岸で高い津波が想定されている。

今後の政府や自治体などからの呼びかけ等に応じた防災対応をとるよう呼びかけられている。

同庁は、今回の震源が想定震源域の範囲内にあり、情報を出す条件となるM6.8以上だったことから、17時30分から「南海トラフ沿いの地震に関する評価検討会」を開催していた。

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